出演者紹介

IMG_2494_edited.jpg

​宮木 秀明

【主な出演作品】

HANARO project「セレモニー」福岡/釜山公演 (2017年6月)
まごころ18番勝負 「汝、公正たれ Let us see YOUR own justice.」(2017年11月)
HANARO project「セレモニー」朝鮮通信使祭り2019 招聘公演(2019年5月)
九州国立博物館 特別展「三国志」(2019年12月)
「水の駅」2021年9月

 

​合同会社マイフラッグ

~Miyaki Hideaki~

人間らしい部分をキチッと描く、
繊細な演出だなって感じてます。

■ 独りよがりにならないで、皆の空気をしっかり自分の中に取り入れることを心がけています

IMG_3617_edited.jpg

― 稽古中盤になってきましたが、稽古場の印象はいかがですか?

宮木:皆さん1人1人が本当に素晴らしい、すごく刺激的な稽古場だなと思っています。

― 幸田さんの本や演出についてはどんな印象を持っていますか?

宮木:(韓国の)釜山と福岡で文化交流をするHANAROprojectという企画がありまして。そこで私が出演した時に、幸田さんが演出だったんですね。その時が初めましてでした。人間らしい部分をキチッと描く、繊細な演出だなって感じてます。

― そんな現場に入って、心がけているのはどんな事でしょうか。

宮木:お芝居って皆で作るものなので、独りよがりにならないで、皆の空気をしっかり自分の中に取り入れることを心がけています。

■ 1人で落語やっては、下手くそって言われ続けて。4年間下積みをしました

― 宮木さんが役者を始めたキッカケを教えてください。

宮木:1819歳ぐらいの時に、若気の至りで遊び回ってる時期があってですね。楽しかったんですけど、でも寂しかったんですよね。その時の自分の心のよりどころって言うのが映画を観ることだったんですよ。ハリウッドの映画スターが光り輝いてたんですよね。「この人たちと同じ風景を見てみたいな」っていうのが初めですね。

― その後、活動を始める転機があるのでしょうか。

宮木:何から始めたら良いかもわからなくて、いつしか当時付き合っていた彼女と結婚することが目標になってたんですけど、ある時23歳の時にポッと別れるんです。彼女の両親には良くして頂いていたので、別れる事になった後、挨拶に行ったんです。その時、僕の初めの師匠となる人を紹介されたんですよ。それが役者を始める直接のキッカケです。

IMG20211120114935_edited.jpg

― すごい運命ですね。

宮木:初めは1人で落語やっては、下手くそって言われ続けてました。若くて突っ張っていたので、弟子になっていろいろ衝突もあったんですけど。4年間下積みをしました。ずっとマンツーマンで稽古してて、セリフの掛け合いなんてしたことなかったんですよ。

― 落語の修行から入ったんですね。

宮木:ある時、「お前は自分では気づいてないかもしれないけど、力がついてる」とドラゴンボールの亀仙人みたいなこと言われて、オーディション行ったら合格したんですよね。初舞台で大きな役をやって、ようやく役者として活動を始めました。

― 小劇場界隈で、4年下積みとかってあまり聞きませんね。

宮木:僕にはそこしかなかったんですね。

■ 歴代の大先輩方が演じてきた深みのある悪い役とか、やれる俳優になりたいですね

IMG_2303_edited_edited.jpg

― 人とのご縁が人生を変えてきたってことなんですね。

宮木:下積み時代は色々ありましたけど、師匠を見返して「誠実な役者になる。」って決めました。とことん自分自身の器を大きくして、振り回されない自分になりたいなっていう。

― 宮木さんのお人柄が演技にも滲み出ている気がしますね。今回演じる居酒屋の店主も情に厚くて、でもヤンチャだったのかなという。

宮木:普段自分が考えて行動しているのと共通する部分には、プライベートを出しているような感覚がありますよね。逆に演じる人物が自分より視野が狭い場合には、「もっと見えないように真っすぐやらないと」とか色々考えちゃいます。

― 今後やってみたい役はありますか?

宮木:亡くなられた方を含めて、歴代の大先輩方が演じてきた深みのある悪い役とか、やれる俳優になりたいですね。三船敏郎さんであったり、松田優作さんとかも含めて。…もう、叫びたいですね。心の叫びをやりたい感じです。

― 今後なりたい俳優像を教えてください。

宮木:やっぱり誠実な役者になりたいですね。「あの人が言ってるんだったら、そうだね。」って言われるくらい誠実な人間として、生きた証を残していきたいなって思ってます。

― 続けていたら辛いこともありますよね。

宮木:ありますあります。役者が本当に苦しくて出来ない時期も、しんどい時もあったんですけど。でも一生涯食うためにどうしたらいいかってことで、自分で会社作ったんですよ。背中を押してくれた人たちに、僕が幸せに過ごしている姿を見せたいですね。