
FKRT2021
出演者紹介

宮木 秀明
【主な出演作品】
HANARO project「セレモニー」福岡/釜山公演 (2017年6月)
まごころ18番勝負 「汝、公正たれ Let us see YOUR own justice.」(2017年11月)
HANARO project「セレモニー」朝鮮通信使祭り2019 招聘公演(2019年5月)
九州国立博物館 特別展「三国志」(2019年12月)
「水の駅」2021年9月
合同会社マイフラッグ
~Miyaki Hideaki~

人間らしい部分をキチッと描く、
繊細な演出だなって感じてます。
■ 独りよがりにならないで、皆の空気をしっかり自分の中に取り入れることを心がけています

― 稽古中盤になってきましたが、稽古場の印象はいかがですか?
宮木:皆さん1人1人が本当に素晴らしい、すごく刺激的な稽古場だなと思っています。
― 幸田さんの本や演出についてはどんな印象を持っていますか?
宮木:(韓国の)釜山と福岡で文化交流をするHANAROprojectという企画がありまして。そこで私が出演した時に、幸田さんが演出だったんですね。その時が初めましてでした。人間らしい部分をキチッと描く、繊細な演出だなって感じてます。
― そんな現場に入って、心がけているのはどんな事でしょうか。
宮木:お芝居って皆で作るものなので、独りよがりにならないで、皆の空気をしっかり自分の中に取り入れることを心がけています。
■ 1人で落語やっては、下手くそって言われ続けて。4年間下積みをしました
― 宮木さんが役者を始めたキッカケを教えてください。
宮木:18・19歳ぐらいの時に、若気の至りで遊び回ってる時期があってですね。楽しかったんですけど、でも寂しかったんですよね。その時の自分の心のよりどころって言うのが映画を観ることだったんですよ。ハリウッドの映画スターが光り輝いてたんですよね。「この人たちと同じ風景を見てみたいな」っていうのが初めですね。
― その後、活動を始める転機があるのでしょうか。
宮木:何から始めたら良いかもわからなくて、いつしか当時付き合っていた彼女と結婚することが目標になってたんですけど、ある時23歳の時にポッと別れるんです。彼女の両親には良くして頂いていたので、別れる事になった後、挨拶に行ったんです。その時、僕の初めの師匠となる人を紹介されたんですよ。それが役者を始める直接のキッカケです。

― すごい運命ですね。
宮木:初めは1人で落語やっては、下手くそって言われ続けてました。若くて突っ張っていたので、弟子になっていろいろ衝突もあったんですけど。4年間下積みをしました。ずっとマンツーマンで稽古してて、セリフの掛け合いなんてしたことなかったんですよ。
― 落語の修行から入ったんですね。
宮木:ある時、「お前は自分では気づいてないかもしれないけど、力がついてる」とドラゴンボールの亀仙人みたいなこと言われて、オーディション行ったら合格したんですよね。初舞台で大きな役をやって、ようやく役者として活動を始めました。
― 小劇場界隈で、4年下積みとかってあまり聞きませんね。
宮木:僕にはそこしかなかったんですね。
■ 歴代の大先輩方が演じてきた深みのある悪い役とか、やれる俳優になりたいですね
